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植木電気鉄道 2008年度事業概要

2008年 4月16日

 上昇傾向だった景気も近年では伸び悩みが見られるが、そうは言いながらも植木電鉄沿線では少子高齢化・人口減少・マイカー依存などマイナス要素が継続して進んでいる。植木電鉄の経営環境は年々厳しくなってきており、特に定期利用者数の減少が始まりだしている。安定した収入と安定した利益を確保し、「利益は利用者に還元」の精神でさらに使いやすい鉄道になるための投資をするために、徹底的なコスト抑制と適正化を推し進めていく所存である。

 

(鉄道事業)

 大分駅配線改良工事や稙田駅2面3線化工事、高森駅改築工事を筆頭に、汲み取り式トイレが残る駅のトイレを全て水洗化・バリアフリー化するなどの駅設備更新工事を行う。また宮崎都市圏の新駅設置や無人化を行う。これらの事業に20億円を投じる。

 2011年までに全旅客車両をICTCETに統一するため、今年度は熊本都市圏や大分都市圏に新型ICTを66両(予定)導入する。また「そぼ」「あそ」「あまくさ」などの特急列車用の新型CETを33両(予定)導入する。これらの事業に100億円を投じる。

 

(駅商業事業)

 天神駅・小倉駅・久留米駅・大分駅・熊本駅・松山駅の各駅ビルに入居するテナントが、2008年4月に計42店舗入れ替わる。新たな店舗を迎えるにあたり、ターミナル駅という好立地条件を生かした商いをしていただくべく、駅ビルのPR活動(TV-CM・ポスター等)を継続していく。また駅ビルほどの規模ではない、佐世保中央駅・佐賀市駅・大橋駅・二日市駅・香椎駅・黒崎駅・下関中央駅・飯塚駅・行橋駅・中津駅・別府駅・熊本阪神駅・水前寺駅・宮崎駅の各駅で展開している駅中商店街や、そのほかの駅構内に入居する商店でもWEicaの電子マネー機能が使えることを積極的にアピールする。これらの事業に8億円を投じる。

 

(旅行業)

 2008年3月15日に開業した日南海岸線のPRも兼ねて、宮崎を旅行目的地としたパック旅行商品を売り出していく。また夏季および秋季には避暑地として隠れたスポットになりつつある南阿蘇を旅行目的地としたパック旅行商品も展開していく。

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