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UR-KE4000 概要 | ||||||||
2009年4月1日のダイヤ改正で導入される車両で、別府〜熊本間の「あそ」、熊本空港〜本渡間の「あまくさ」、廃止される「そぼ」に代わって福岡(天神)〜高森間に新設される「白水」に運用される。車両は植木電鉄標準規格のCETで、振り子車両である(電気シリンダ式)。CETでは初めての3両編成(Mc−M−Tc)ワンマン対応であり、ワンマン運転のための設備を備える。 車体 軽量アルミ合金によるダブルスキン構体であり、騒音を防止している。前頭部は併結に備えて貫通型としているが、極力流線型になるように3次曲面を多用している。自動解結ホロを備える。また、増結によりドア位置がずれることを防ぐため、全てのドアが上り側になった。車体側面には、ワンマン設備として車外スピーカーが設けられている。 走行関係 制御装置はIGBT素子によるVVVFインバータ制御(日立製)で他のCET同様、高速域での加速性能が向上されている。定速運転制御も可能。ブレーキは電気指令式電空併用ブレーキを採用している。また編成によっては大宮線での運用が存在するため、UR−KE3000「フェニックス」と同様にブレーキが強化されており、スピードリミッターも135km/hと145km/hを自動で切り替える。台車はボルスタレス台車で、電気シリンダによる強制振り子装置を内蔵する。 運転台 CETでは初めて半室構造が採用され、運転室側のみガラスで客室と区画されている。貫通路部と助手席側は特に区切られておらず、大型のカウンターテーブルがあり、自由に出入り可能な前面展望スペースとなっている。なお編成後部車両の助手席側は、天井のロールカーテンを下ろすことで車販準備室とする。このため助手席側には保冷庫と保温庫を備える。運転台は他のCETと同じ構造だが、ワンマン運転に対応して、パネル上にドア開閉スイッチとドア閉め予告スイッチ・車内外確認モニターが備わる。ドア閉め予告スイッチは他と違って、発車メロディを車外スピーカーから流すことが可能である。TICSによる車両情報一括管理方式を採用しており、計器類はモニター表示となっている。他にもATS−PUやEB・停車駅通過防止装置・防護無線などの各種保安装置を備える。 車体デザインや車内インテリアは番台によって異なる
UR-KE4000は0番台が久留米車両センターに3両4本配置されて、福岡(天神)〜高森間の「白水」に運用される。1000番台は大分車両センターに3両7本配置されて、別府〜熊本間の「あそ」と大分〜延岡〜宮崎空港間の「ひむか」に運用される。2000番台は熊本車両センターに3両5本配置されて、熊本空港〜本渡間の「あまくさ」と福岡(天神)〜熊本間で「しらぬい」増結に運用される。 |
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