UR-SR100

・特記事項
　ICT

・デザイン図
　○　前頭部
　○　先頭車側面
　○　中間車側面
　○　側面全表示

・概要
　2003年3月1日に部分開業するさせぼ肥前線の一般型電車UR-SR100を新造する。車内収ワンマンタイプなので、同じタイプのUR-OR400と類似している点が多く、UR-SR100はいわばUR-OR400の3両ユニット版のようなものである。

1．車体

　ICT標準の軽量アルミ合金を使った中空押出材のダブルスキン構体を採用。窓はすべてにUVカットガラスを使用している。ドアはICT標準の両開きプラグドアを採用。車体外に車外スピーカーを設置し、停車中の車内アナウンス等を流す。

2．客室

　車内這うr-Or400とほとんど同様で、パールホワイトを基調にして清潔感を出し、床は青と黒を規則正しく配したFRPを用いている。座席もUR-KR300と同じ形の転換クロスシートで、色は紺色に変更。書く出入口付近のスモークガラスにカラー液晶モニターが設置されている。中間車にトイレと車椅子スペースを設けたが、中間車にも転換クロスシートが備えられている。車内収ワンマンタイプなので、整理券箱、運賃箱、運賃表示板がある。

3．運転室

　UR-ICT100とほぼ同じで、ワンハンドルマスコンに液晶計器盤や車内・ホームモニターを備える。また、車内収ワンマンタイプなので、ホーム側の全ドアを開閉する場合と、前1両のドアのみ開閉する場合があるので、ドアスイッチが4つあり、全ドア・前後ドア切替スイッチもついている。

4．走行関係

　制御関係はIGBT素子を使ったVVVFインバータ+PWMコンバータ制御で3レベル変圧式である。台車はUR-ICT100と同じ連接台車を持つ。交流の誘導電動機を採用し、DDM方式でMT比1：1の平行カルダン式である。ブレーキ方式は、電気指令式電空併用回生ブレーキで、ACBの取り付けは見送られた。