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「フェニックス」を補完する「ほうよう」

 天神筑大線には天神(福岡)〜宮崎間の「フェニックス」のほかに「ほうよう」という特急が走っている。以前は知っていた「ひこ」が実施していた30分間隔を維持するため、1時間おきの「フェニックス」にプラスして、こちらも1時間おきに走る「ほうよう」が設定された。補完列車という観点から、停車駅は福岡空港・篠栗・飯塚・田川・豊前・中津・宇佐・別府とこまめで、「フェニックス」が天神(福岡)〜大分間を1時間25分で走るところを、「ほうよう」は1時間34分で走り、表定速度は87.2km/hである。また、この「ほうよう」は別府と大分で「ストレイト・エクスプレス」と接続し、単に都市間輸送だけでなく、福岡と四国を結ぶルートにも活用されており、なかなかの盛況である。

 「ほうよう」は1日15往復である。中津鉄道事業部に配置されている新型UR-NE200 5両9本で運用される。5本あれば十分なのだが、朝と夕に特急通勤が多いので増結用として余分にある。朝は10両編成の「ほうよう」が天神(福岡)へ向かい、折り返して中津で切り離して5両となって大分に向かう。夕方は逆に大分からの「ほうよう」を中津で増結して天神(福岡)に向かわせ、折り返し天神(福岡)から通勤客を乗せて大分へ向かう運用をとっている。このため「ほうよう」の中には中津で4〜5分停車する列車がいくつかある(ただし、時刻表には載っていない)。

 UR-NE200は、自然素材を多用し白い車体が目立つ"旅"志向のUR-KE3000とはまったく違い、ガンメタリックの鈍い光沢を放つ車体は軽快な5両編成でも重厚的で、車内はダーク系色でまとめられており、どちらかというとビジネス列車的なものであるが、UR-KE3000とは別の高級感を持っている。

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