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九州と四国をつなぐ連絡特急

 UEDENが初めて九州外に路線を延ばしたほうよ海道線は、大宮線松岡から分岐し、豊予海峡を横断して愛媛県に入り、県都の松山に至る路線である。ここに九州四国連絡特急として走るのが「ストレイト・エクスプレス」で、大分(別府)〜松山(松山空港)間を1日15往復、通勤需要にあわせて松山〜八幡浜間に1日1往復走っている。大分〜松山間140kmを所要1時間半、表定速度は93.2km/hを誇る。途中に豊予海峡大橋があり、この区間では160km/h運転を行っている。

 ほうよ海道線は当初、普通列車は運転されず、快速列車だけであり、このとき初代「ストレイト・エクスプレス」が誕生する。初のICT、UR-MR100が使用され、一般者にもかかわらず特急と同じリクライニングシートや喫煙コーナーを設け、座席下の床を若干かさ上げしているなど、レベルの高い快速だった。半年間の運行で高い利用率が認められ、「ストレイト・エクスプレス」は特急化、CETのUR-ME1000を導入した。座席床面をかさ上げし、窓を大型化、前頭部は3次曲線を用いたパノラマウィンドウを採用し、観光要素の高い車輌となっており、2003年度準B賞を受賞している。UR-MR100は車内設備はそのままに、普通列車に転用されている。

 「ストレイト・エクスプレス」の利用は高く、船以外に競合機関がないためUEDENの独壇場となっているが、観光利用が意外に少なく、ビジネス利用が大半である。このため、「ストレイト・エクスプレス」を別府まで延長して利便性を向上し、さらに大分駅と別府駅で「ほうよう」と接続するダイヤにして四国と天神(福岡)を結ぶルートを形成、松山〜天神(福岡)間が3時間半程度で結ばれ、新たな需要を喚起している。

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