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天神(福岡)を起点とする特急列車
UEDENの特急は、「多種多様」の一言に尽きる。九州一の大都市である天神を起点に、5方面8種類の特急を走らせている。その需要の大きさから、佐賀・熊本・大分・小倉の4方面に各30分おきに特急が頻発し、逆に天神(福岡)駅には次から次へと九州各地から来た特急が滑り込む。
現在、UEDENの収益のうち4割弱がこの特急利用の収入で占めており、非常に有益な分野になっている。ほとんどの線区に平行しているJR九州の、個性ある特急列車に対抗し、UEDENも特徴的な特急列車を導入している。また、客室乗務員による車内サービスでは一番といわれるJR九州に対して、UEDENではIT技術を取り入れた次世代特急列車CETにおいて、インターネット・ラジオ・オーディオサービスを展開し、走行時間の長い「フェニックス」では有料ながら映画視聴サービスを行っている。決め手は乗客全員へのウェルカムドリンクサービスである。各駅から客が乗ってくるとすぐに客室乗務員が関に来てオーダーを取り、その場で飲み物を手渡してくれるというもの。ドリンク1杯の料金は特急料金に含まれているため、70〜80円の小さな紙コップ程度の安い物なのだが、ここまでするのはUEDENだけであり、航空機並みの車内サービスも、JRを意識したところから来ているのである。
天神(福岡)を起点とする特急列車
天神(福岡)〜宮崎間を走る長距離特急
着実に利用者を伸ばす天神(福岡)〜熊本間特急
天神久大線を走破するローカル特急
「フェニックス」を補完する「ほうよう」
天神と小倉・下関を結ぶ「ちくぜん」
短距離利用が多い西九州特急